>>> 大阪万博2025「いのち輝く未来社会のデザイン」
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは、個人がどう生きたいのか、どうすれば自分のポテンシャルを最大限に発揮できるのかを考えさせるテーマです。また、個人の生き方に対する希望をサポートする持続可能な社会のデザインにおいて、国際社会との共創を推進することも目的としています。
つまり、この万博は、初めて「幸せな生き方とは何か?」という単刀直入な問いをすべての人に投げかけます。経済格差の拡大や紛争の激化など、新たな社会的問題が顕在化する一方で、AIやバイオテクノロジーを含む科学技術が進化し、寿命の延長などの変化を人類にもたらすこの時代に、この万博はアプローチします。
近年、価値観と生き方が多様化する中、技術革新によって、誰もがこれまでは想像もできなかったほど膨大の情報にアクセスし、コミュニケーションできるようになりました。大阪万博2025では、このような時代の変化を十分に考慮し、カーボンニュートラルやデジタル化を含む健康、医療、その他の先進的な取り組みを取り上げ、多様な価値観を考慮したさまざまな問題に対する解決策を提供するために、世界中から知恵とベストプラクティスを集結させます。
サブテーマ
万博のテーマの中心である「人生」についての議論をさらに深めるために、3つのサブテーマ「いのちを救う」、「いのちに力を与える」、「いのちをつなぐ」が設定されています。
ここでサブテーマの一部として言及されている「いのち」は、日常生活や寿命だけでなく、すべての人とすべての生き物を生かすものとしての生命も含みます。
日本の文化は古くから、すべての生物から道ばたの石ころに至るまで、どんな物質にも固有の生命が宿っているという考えに基づいています。このような観点から、この万博は「いのち」について、人間だけでなく、人間を取り巻く多様な生物と自然を含む広い意味での考察を促すものです。
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いのちを救う「いのちを救う」というサブテーマは、生命を守ることに焦点を当てています。このサブテーマは、公衆衛生の向上による感染症対策、防災と災害対策の取り組みによる安全の確保、自然との共生など、より具体的なキーワードと関連付けられる可能性があります。
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いのちに力を与える「いのちに力を与える」は、個人の生活を豊かにし、ポテンシャルを広げることに焦点を当てています。このサブテーマの展示には、たとえば、ICTを活用した質の高いリモート教育、適切な運動と食事による健康寿命の延長、AIとロボット工学の活用による人間のポテンシャルの最大化などが含まれる可能性があります。
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いのちをつなぐ「いのちをつなぐ」というサブテーマは、すべての人が関与し、コミュニティを築き、社会を豊かにすることに焦点を当てています。このサブテーマは、パートナーシップと共創の力、ICTによって可能になる高度なコミュニケーション、データ駆動型社会の設計など、より具体的なキーワードと関連付けられる可能性があります。
大阪万博2025のコンセプトは「未来社会の実験場(People’s Living Lab)」です。このコンセプトは、万博のテーマの実践に向けたアプローチを表しており、プロジェクトの実践の指針となります。万博の最大の特徴は、思考だけでなく、行動を通じて未来社会の現実的なイメージを提示しようとする姿勢にあります。